老人ホームでの服装はどんな感じ?

2018.11.27
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家族が老人ホームへ入居することが決まったら、施設内で着用する服を用意する必要があります。
しかし、老人ホームではどんな服装をすべきなのか、どのくらい用意すれば良いのかなどが分からず、なかなか準備が進まないという方もいます。
今回は、老人ホームでどのような服装をしたら良いのか解説します。

■良くある服装は?

老人ホームに入居している高齢者の方の多くは、スウェットやシニア服、パーカー、ゆったりめの服を着用しています。
スーツなどのかしこまった服装やYシャツなどを日常的に着ている方はほとんどいません。
また、ズボンもチャックがついているものではなく、総ゴムで脱ぎ着しやすい物を履いている人が多くなっています。
老人ホームに入居している利用者の中でも、自立度が異なるので、その方に合っている服を用意する場合が多いとも言えます。
老人ホームで過ごすために決められた服装は無いので、老人ホーム内で洗濯をすることを考慮して、生活に問題がない範囲で好きな服装をすることができるでしょう。

■老人ホームに持っていく服と枚数は?

老人ホームへ入居する際に持っていく服は、靴下やパンツ、肌着、スウェットの上下です。
オムツや紙パンツを使っている利用者の場合は、老人ホームの物を使うことができるので、パンツを持っていく必要はありません。
スウェットタイプの服は、スタッフが手伝う時に着せやすく脱がせやすいので、着脱の際に考えられる表皮剥離などのリスクを軽減させるためには、ゆったりめのスウェットを用意するのがベストと言えるでしょう。

また、老人ホームに持っていく服の枚数は、1日分のセットを4日分くらい用意しておけば安心できるはずです。
老人ホームでの着替えは、週に2回の入浴、排泄時の失敗で汚れてしまった時、食事をこぼしてしまった時などです。
利用者によっては、毎日のように着替えが必要になる場合もあるので、服が足りているかの確認を面会などの際にしておくとより安心できるのではないでしょうか。

■衣類には名前を書こう

老人ホームの着替え用に用意する服には、誰のものか判別できるように記名する必要があります。
なぜ記名しなければいけないのかというと、老人ホームで起こるトラブルの中に、衣類がなくなってしまったり、他の人の服が紛れ込んでしまうということがあるからです。
老人ホーム側でもきちんと確認をしているはずですが、ミスを全くなくすのは難しいことです。
そのようなトラブルを未然に回避するためにも、誰の所有物かわかりやすくしておくことは大切なことと言えるでしょう。

老人ホームへ入居する際の服で気をつけるべきポイントを紹介しました。
どの程度服を用意しておけばいいのか、どんな服装がベストかというのは、利用者によって異なります。
分からない場合は、老人ホームに用意した方が良い服を確認することをオススメします。

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