老人ホームの部屋の構造について

2018.08.09
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老人ホームを選ぶ基準として快適に暮らせることを挙げる人も多いでしょう。
居室空間が自分好みでなければ満足な生活ができない可能性もあります。
そこで、老人ホームの部屋の構造について解説していきましょう。

■老人ホームによって部屋の構造に違いがある

老人ホームには、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、ケアハウスやグループホームなど、様々な種類があります。
なので、その施設によって部屋の構造に違いがあるでしょう。
最低でも8帖程度の居室空間が用意され、ベッドやエアコン、洗面所やトイレなどが設置されていることが多いです。
洋服を収納する衣装ケースやタンスが備わっている老人ホームもありますが、自分が使用していた家具などを設置できる施設も存在するので、あらかじめ確認しておきましょう。
また、自立した高齢者でも入居できる老人ホームの場合、ミニキッチンやお風呂が設置してある場合もあります。
そのほかにも、フローリングだけではなく和室のある部屋や収納のための納戸のある施設もあるので、自分の好みに合わせて選ぶことが可能です。

■部屋にない設備は共有スペースで

部屋にお風呂がない施設も多いですが、その場合入居者が共同で使用できるよう大浴場のような共同浴となっていることが多いです。
また、要介護度の違いによって寝たきりの高齢者でも入浴できる機械浴を設けている施設もあるでしょう。
部屋にミニキッチンのない施設であれば、入居者同士で食事を楽しめるダイニングが共有スペースとして設置してあります。

■費用についても考えることが大切

自分好みの老人ホームであることを優先してしまうと、月額利用料の高い施設を選択せざるを得なくなる可能性もあります。
部屋が広く、お風呂や収納、ゲストルームのある施設など、様々な老人ホームがありますが、そういった施設は費用が多く掛かってしまう場合が多いのです。
しっかりと老後の備えをしている高齢者であれば問題ありませんが、貯蓄をしていない高齢者や年金だけを頼りに老人ホームへの入居を検討している高齢者であれば、費用を抑えた施設への入居を考えなければいけません。
ですが、共有スペースとして理美容室や娯楽設備を備える施設も多くなっているので、部屋だけではなく共有スペースについてもしっかりと確認する必要があるでしょう。

快適に過ごすためには、老人ホームの部屋の構造を調べることが大切です。
ですが、費用面についてもしっかりと考える必要があるでしょう。
費用が多く掛かる老人ホームであれば入居を続けていくことが難しくなってしまうことも考えられるので、自分に見合った施設であるかしっかりと見極めることが大切です。

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