老人ホームに入居する際、もしくは家族が入居する際、入居者がアウトドアな趣味を持っていたり、家族旅行がしたい場合など、気になってくるのが外出の自由度です。
老人ホームではどのくらい外出ができるものなのでしょうか？
■基本的には事前申請すればOKなところが多い
有料老人ホームなどでは、多くの施設が事前に申請を出してくれれば外出ができる場所が多いです。
泊まりがけの外出でも同じく事前申請を出し、いつからいつまで外出するのかを明確にすることで、許可が出やすくなります。
ただ老人ホームと一口に言っても様々な施設があるので、施設の利用規則によっては手続きのやり方が違ったり、施設の職員から見た健康具合によっては却下されるケースもあるようです。
できる限り老人ホームの入居前に条件や外出手続きの方法などを調べたり、聞いておくようにしましょう。
入居してから知らなかったというのは、あまり良いこととは言えません。
■宿泊中の利用料金について
外泊がかなり多くても、老人ホームの利用月額はそのままという老人ホームの方が多いです。
理由は様々ですが、外出はしなくても部屋は空いたままだったり、掃除などもする関係上全く費用がかからないと言うことはないからだと言えます。
しかし、施設によっては食費のみ割引をしてくれる老人ホーム、外泊した日数に合わせて少し月額を割引してくれる老人ホームなどもあるので、外泊することが増えると予想される場合、そういった老人ホームを検討してみても良いでしょう。
■外出不可の老人ホームでも、場合によってはサービスで補っているケースも
外出は不可という老人ホームも中にはありますし、要介護度が大きければその傾向は高まります。
その場合でも、月に1回や週に1回、施設で暮らす高齢者全員でお買い物に行ったり、散歩に行ったり、近所の温泉に出かけたりといったイベントで補っている老人ホームもあるのです。
参加自由のことが多いので、たまに出かけられる程度で良いという人はそういった施設を選んでみるのも良いかと思われます。
また、年に一度施設で旅行に出かけるという老人ホームもあります。
そこで思い切り楽しんでくるのもまた良いでしょう。
老人ホームに入居してから一切外に出ない生活をしていると、認知症などの症状が早く進行してしまう恐れもあるので、ある程度の外出や、それに相応するイベントは必要不可欠です。
上手に外出を利用し、常に新鮮な刺激を受けられるようにしておきましょう。