老人ホームに入居を予定している人は、基本的なルールを押さえておく必要があります。
施設ごとに多少の違いはありますが、根本的なルールは変りません。
今回は、老人ホームでやってはいけないことやルールを解説していきます。
■ペットと同居
老人ホームは基本的にペットがNGです。
理由としては
・他の入居者に動物嫌いの人がいることがある
・動物アレルギーの入居者と一緒に生活できない
・入居者が散歩に連れていけなくなった時が困る
・施設の掃除量が増える
・衛生面が不安
などペットを入居させるのは厳しいです。
まだ少ないですが、ペット入居OKの老人ホームも出てきました。
自宅の近くにペットOKの施設があるかチェックしてみてください。
■他の利用者に迷惑をかける行為
老人ホームでは利用者同士のトラブルが多いです。
悪口を言ったり、仲間はずれにしたりなど悪質な行為をする人も少なくありません。
しかし、行いが悪いと退去を命じられてしまう可能性もありますし、将来的に居ずらい環境になることは見えています。
他人の迷惑にならないように、モラルを守って生活をしてください。
■セクハラ行為
老人ホームでは、若い介護士に利用者がセクハラ行為をする、という事例が報告されています。
エスカレートすると、犯罪になったりや相手にトラウマを与えてしまうようなケースも。
セクハラ行為が発覚すると退去を命じられる可能性だけでなく、警察のお世話になることも考えられます。
施設のルールだけなく、社会のルールを守ることも大切です。
■ルールを守れば飲酒や喫煙も可能
お酒やタバコに関しては、ルールを守れば可能な老人ホームもあります。
お酒に関しては「自室だけOK」「共有スペースはNG」「ビール1本まで」などのルールを設定している施設があります。
タバコに関しては、喫煙場所を指定している老人ホームがほとんどです。
老人ホームの駐車場や庭に設置してあることが多いため、「屋外」での喫煙が基本になります。
また、飲酒やタバコは老人ホーム側が「健康上問題がない」と判断した場合のみ許されますので注意をしておいてください。
老人ホームでの生活は、一定のモラルさえあれば注意されることはないでしょう。
自分のライフスタイルと施設側のルールが合わないこともあります。そんな時は、多くの施設を見学して、自分の生活に合いそうな場所を見つけてみてください。
時には、家族や施設の人に相談をしながら老人ホーム選びを進めていきましょう。