認知症予防に効果的な食べ物5選

2019.04.01

認知症は年々増加していることを皆さんご存知ですか。

認知症は発症すると治療が難しく、老人ホーム側の労力もとても大きくなっています。
そのため、認知症になる前に予防をすることがとても大切だと言われております。
認知症予防には、食生活改善が効果的と言われていますが、実際にどんな食べ物を摂取すればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、認知症予防に効果的な食べ物を5つ紹介していきます。
自宅だけでなく、老人ホームのメニューでも使えるので参考にしてみてください。

■魚
魚にはDHAやEPAが含まれています。DHAは血中のコレステロールを下げる効果だけでなく、記憶力や判断力の向上、アルツハイマーの予防に効果があるとされています。
さらに、EPAは血液をサラサラにする効果があり、生活習慣病の予防になります。
注意点としては、高温調理をすると熱に弱いDHAやEPAが壊れてしまうことです。
老人ホームでは、焼き魚や蒸し料理で魚を取り入れるようにしてみてください。

■しいたけ
しいたけには、脳の働きを高めるグルタミン酸と呼ばれる成分が含まれています。
脳の情報伝達能力の向上や集中力アップ、記憶力アップが期待でき、認知症予防にも効果的です。
しいたけは幅広い料理で使えるので、老人ホームの食事メニューによく使われています。
自宅でも気軽に取り入れることができるので、積極的に食べるようにしましょう。

■大豆
大豆には、記憶力が向上する「レシチン」と呼ばれる成分が含まれています。
細胞膜を作る重要な役割を担っており、脳や神経などの細胞に働きかけて正常に保ってくれます。
「大豆を食べる機会がない」と思っている人もいますが、味噌や醤油、豆腐なども大豆から作られている食べ物です。
自宅や老人ホームでも、味噌汁や豆腐といったメニューは出ると思います。
可能であれば、毎日の味噌汁を欠かさないようにしてください。

■コーヒー
コーヒーに含まれるカフェインはアルツハイマー予防に効果的です。
アルツハイマー型認知症は、脳内に「タウ」や「アミロイドベータ」などのタンパク質が蓄積し、脳内の伝達機能を低下することが原因と言われています。
カフェインは、「タウ」の蓄積を抑制しアルツハイマーや認知症予防に効果が期待できます。
老人ホームでも提供される場所もありますが、ない場合もあります。個人で持ち込んで飲めるかどうか、まずは相談してみましょう。

■オリーブオイル
オリーブオイルには、オレイン酸が多く含まれています。
オレイン酸は、認知症を発症した人の脳内に蓄積される「アミロイドβ」を抑制する効果があると言われています。
老人ホームでオリーブオイルを使うということは少ないかもしれませんが、個人で持ち込んで料理にかけたりすることはできる場合もあります。
老人ホームにいる栄養士さんにも相談しながら使ってみてください。

認知症予防には食事が大切ということが分かりましたね。
効果がある食材だけでなく、バランスの良い食事を心がけて、健康的な老人ホーム生活を送ってください。

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